ikeda asako

diary

2020年12月29日(火)

趙鐵山

[diary]

線がまだまだです。

防疫強化措置として、カフェはテイクアウトしか受けれないため、11月下旬から店を週4日閉め、週末のみ営業している。よって、時間がたっぷりできた。臨書、臨書!とにかく臨書がしたい。してはいるけど足りていない。疲れ果てるまで筆を走らせ吸収したい。ということで、随分前に師匠に勧められた、趙鐵山の篆書を書き始めた。

法帖は韓国では見つけられず、日本の中国書籍専門の店で購入。それほどメジャーではない趙鐵山をなぜ選ばれたのだろう(聞き忘れてしまった)。

3月に日本に行った際に実家を整理していたら、10年以上程前にひたすら書いていた篆書の束が出てきた。その線が生き生きしていること…。あの時はものすごい量の臨書をしていたからか、熱量の高い線だった。そして、上の画像と比べてもはるかに技術が高い。かつての自分を羨ましく思い、ソウルに戻ったら篆書にじっくり取り組みたい!と心に誓ってから、数か月。ほんとに誓ったのかな?という月日が流れてしまいましたが、どんどん書き進めています。楽しい。書きながら、師匠が何を伝えたかったのか考えています。

こちらは書道教室用に書いている王羲之・集字聖教序

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2020年12月27日(日)

製造に励む

[diary]

コロナの感染者が増えたことで、防疫レベルがさらにアップ。11月末よりカフェは店内での飲食が不可となり、テイクアウト販売しかできなくなってしまった。これはまずい!ということで、新メニューを二種追加。キャロットケーキは初めてチャレンジするので、何日か試作を重ねてデビュー。もう一つはアーモンドケーキ(タルタ・デ・サンディゴ風?)。こちらはまかないおやつから昇格させました。

これらを夫と手分けして製造。(プリンとコーヒーゼリーは店内飲食時のみにしてしばらくおやすみ)

SNSで力を入れて告知したクリスマスのホールケーキの予約もたくさんいただき、厳しい時期をなんとか乗り切れた。

12月でよかった…。

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2020年11月27日(金)

雨乃日珈琲店は10周年を迎えました。

[diary]

2010年11月12日、弘大(ホンデ)の隅っこに誕生した雨乃日珈琲店は10周年を迎えました。近くから、遠くから、支えてくれている方々のおかげです。本当にありがとうございます。

店のウィンドウのデザインは、過日の展示「房」の企画者でもあるデザイナーのヨンワンさんが手掛けてくれました。

当日は、長い付き合いの音楽家イ・ランが、ヘジとのデュオでライブを行ってくれました。コロナで席数をぐっと減らしましたが、こちらも長い付き合い、いつもライブを手伝ってくれているダハムくん(オーガナイザー、レーベル主宰、雑貨屋運営などなど)が尽力してくれ、ライブ配信も行いました。

当日のことは、北陸中日新聞で連載中の「雨乃日珈琲店だより」(テキストは夫、私は作品)でも記してあります。私は文才がないので、夫のテキストに毎回感心します… 

雨乃日珈琲店だより ソウル・弘大の街角から(35)

節目を迎え、少しだけ達成感のようなものを得てしまいましたが、まだまだこれから。世界の状況や自身の周辺状況によって、いつか流れが変わるかもしれないけれど、今は居れるだけここにいたいなと思っています。

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2020年10月30日(金)

서울전시《방》/ソウル展示「房(部屋)」風景

[diary]

参加した展覧会が終了しました。

展示は、詩人・キム・ヌィヨンさんとデザイナー・チョン・ヨンワンさんから提示されたコンセプトに基づき、家具、音楽、書の3作家がそれぞれ制作するというもので、私はヌィヨンさんの詩から着想を得た作品を制作。散文のような詩を熟読し、形にしてみたい言葉やそこからイメージした墨象などを、古いクロッキー帳に記しました。壁ではなく、床にひいた鉄板に展示をしたのですが、制作した時と同じ角度で作品を見てもらうことで、紙に熱が残っているような、少し生々しさを感じました。またこの方法でも展示ができたらと思います。

日本での展示が延期になったことで、今年最初で最後の展示となりました。 来年は東京と山形で個展予定ですが、日本に行けるかな。

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2020年10月11日(日)

서울전시《방》/ソウル展示「房(部屋)」

[exhibition]

전시《방》

김뉘욘・전용왕

서예:이케다 아사코

가구:남궁교・오현진

음악:류한길

일번어 번역:시미즈 히로유키

후원:서울특별시,서울문화재단

전시기간:2020.10.20-29

전시장소:오수공간

展示「房(部屋)」

キム・ヌィヨン、チョン・ヨンワンhttp://kimnuiyeon.jeonyongwan.kr/

書:池多亜沙子 

家具:ナム・クンギョ、オ・ヒョンジン http://arroffice.kr/

音楽:リュ・ハンギル http://www.dingndents.com/

日本語翻訳:清水博之

後援:ソウル特別市、ソウル文化財団

期間:2020年10月20日‐29日

場所:オンス空間 https://www.onsu-gonggan.com/

(独立映画監督のオーナーとその妻の建築デザイナーが古い邸宅をリノベーションして運営している、ホンデエリアのオルタナティブスペース。)

アーティスト、キム・ヌィヨンさんとチョン・ヨンワンさんから提示されたコンセプトに基づき3作家がそれぞれ制作。私はヌィヨンさんの詩から着想を得た作品を展示します。

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