ikeda asako

diary

2020年6月4日(木)

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\\\梅/// と表さんばかりに、ピカピカの箱に入って届いた今年の青梅。毎年、お店の梅ソーダ用にたっぷり仕込むため、すっかり韓国生活の歳時記となりました。奮発して上等の無農薬梅を今年は15㎏。去年は灰汁抜きの時間が短かったためか、少し気になる感じがあったので、しっかり水に浸してから作業。韓国の方は飲むためだけではなく、調味料として幅広く梅シロップを使うので、この時期は日本以上にスーパーに梅や梅仕事グッズがずらっと並んでいます。私も倣って、ジョン(チヂミ)のたれを作る時にちらっと入れたり、ナムルや佃煮、時にはみりんのように煮物に使ったりと、欠かせない調味料のひとつとなりました。

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2020年6月3日(水)

民画展「書架の風景」

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ホリムアートセンターで開催中の民画展へ。数年前もここで民画の展示を観たけれど、今回は19世紀後半から20世紀前半の、冊巨里(サッコリ)と文字図に絞った構成となっていた

’冊巨里’とは、本棚はなく本と他のものを一緒に描いた絵、’冊架図’は、本棚に本や文房四宝、陶磁器、花、果物などが描かれたものですが、それらの掛軸/屏風を総称して’冊巨里’となっているようです。

自由な装飾に独特の遠近法、古い文房具、本の綴じ方、色などなど、近くでじっと見ても遠くから構成を眺めても面白い。

’文字図’は、悌・忠・信・禮・義・廉・恥の八文字や、百壽百福を装飾的に描いた屏風が数点展示されていた。

ホリムアートセンターは度々訪れるのだけど、来館者が多くないためゆっくり鑑賞することができる。(施設にとってはいいことではないかもだけど…)昨年12月に観た「高麗時代の写経と同時代の小品陶磁」も素晴らしかったけれどやはり私しかいなくて、「フムー、フムー」「いやー、これは…」「すばらしぃ~」と自由に唸りながら堪能した。

「書架の風景」の後は、花鳥画、山水画と二度テーマを替えながら、今年は民画だけの展示を予定しているホリムアートセンター。日本の民藝好きの友だちにも観てもらいたい。早く韓日の行き来が復活しますように。

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2020年5月29日(金)

庭の部屋

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韓国に移住後すぐに住んだ家は、6年を過ぎようとした頃にAirbnbにしたいからと大家さんに追い出され(!)、二週間ほどで今の家に引っ越し、今年で3年目。がっしりとした3階建てのシェア住宅で、4世帯程が入居しているのだが、私たちの所は大きな庭に面しているので’마당방’(庭の部屋)と呼ばれている。住宅には入口が複数あり、この庭を通るのは真上に住む、母ぐらいの年齢の一人暮らしのご婦人か私たちぐらいなので、その方と仲良く庭を使っている。

これはなんだろう。グミのようでグミではない…

柿の木、菜の花、芍薬、木蓮…今の時期は午前中にムラサキツユクサが可愛いらしく咲き、カササギの鳴き声で目が覚めれば、ここはほんとに都会なんだろうかと不思議になる。雑草取りは都会育ちではない私にとっては癒し効果があるようで、疲れている時ほど無心になって取っている。

90年代に建てられたこの家は、新しいものを好む韓国の方にしてみると「古い物件」なので人気はないのかもしれないのけれど、異国の、少し時間の絶った建具や天井照明は、私たちからするととても魅力的だ。前よりもずっと広くなったのも嬉しい。この家にタイミングよく引っ越すことができてよかったと、窓の外の緑を見てつくづく思う。先日は上階のご婦人から「身体にいいからたくさん食べて」と、育てられたサンチュを袋にいっぱいただいた。

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2020年5月20日(水)

韓国近現代書芸展

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MMCA(国立現代美術館)も再開。距離確保のため、2時間区切りで人数限定の観覧となる。オンラインで事前予約をして向かったのは、徳寿館で開催の「美術館に書:韓国近現代書芸展」。韓国の書芸といえば、金正喜(雅号・秋史)。のびやかで独特の雰囲気をもつ「秋史体」を確立した、朝鮮時代後期の書家の大家。今回の展示にもその秋史の線質を思わせる大胆な作品も多くみられた。書道教室の生徒さんにもお勧めして、足を運んでもらおうと思う。

ミュージアムショップで、昨年MMCA果川館で開催していた「郭仁植 生誕100周年記念展」の図録を購入。(書芸展のは重かったのと、こちらの方に興味が向いたので買わず。) 開催を知っていたら観に行きたかった…。日本でもそうだったけど、アンテナを張っていないと見逃してしまうことがあるので気をつけないと。

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2020年5月15日(金)

ZINE『ANIMALS FROM OAXACA』

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メキシコのオアハカ州で作られた作られている木彫り作品、Oaxacan Wood Carving(オアハカン・ウッド・カービング)を紹介するZINE『ANIMALS FROM OAXACA』のタイトル文字を揮毫しました。木彫りは現在も作られていますが、こちらのZINEでは1960年~80年代の素朴で大らかな作品を中心に紹介されています。著者は岩本慎史さん。作り手や塗料によってあらゆる作風の木彫りが存在すること、木彫りとの出会いや、血縁で脈々と受け継がれている民芸に対する思いなどが楽しく綴られています。

→ 『ANIMALS FROM OAXACA』

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