ikeda asako

diary

2012年3月8日(木)

公開制作

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満月。
金沢21世紀美術館、ピーター・マクドナルド展の展示室13にて、公開制作の機会をいただきました。
4時間集中して(お手洗いは行きました)書き上げました。大好きな篆書体です。
トランス状態に入っても大音量の音楽は脳内で心地よく響き、身体が自然に動きます。
気持ちいい~
作品は、いつか四曲一双屏風にしたいと思います。
 
    

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2012年1月28日(土)

書の会

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 月
金沢の茶屋街・主計町の素敵な町家茶房、『嗜季(しき)』にて、書の会を開催いたしました。
旧正月を迎えるにあたり、心に留めている言葉や文字を自由に書く会をと、女将からお話しをいただいたことがきっかけです。
 
席上揮毫した月は、その晩の月に似ていて嬉しくなったのでした。主観。
 
嗜季のお膳ランチがとっても美味しいです。女将の点てるお抹茶も嬉しいお味です。

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2012年1月23日(月)

切れ端

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上等な墨を磨って、上等な紙に気合を入れて書く。
緊張感の走る作業です。
ですが、手応えがあり、どすーんと自分の心を貫く作品て、なんでもない紙に墨汁で書いた草稿段階で生まれることが多い。どうしてそうなるか、自分でもよくわかっているのだけど…
制作部屋には紙を調節する時に出た切れ端がたくさんあるのですが、これがとっても重要で。
先日生まれた好きな作品も、例によって、鉛筆の線が入った紙に墨汁で書いたもの。どんな形であっても、よい作品が生まれると嬉しいものです。
もっとたくさん生み出さきゃならん、ということで、やっぱり臨書なのです。
金文の臨書は一旦休憩。年始から孫過庭『書譜』に集中。

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2012年1月15日(日)

左義長

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左義長へ。
毎年、白山比咩神社に行くのだけど、今年は氏神様のところへ。
書初めで書いた「可否」と、去年書いた作品で改めて見て響かなかったものを、一気に炎の中へ。火の番のおじさんが炎の中のそれを棒でツンツンとするもんだから、作品たちはぐんぐんと空に向って上がっていきました。氏神様、おじさん、ありがとうございます!上達上達!
村の神社は心地がよい。
火の番のおじさんは達は世間話をしながら炎を見つめ、社務所の前では炭火で鏡餅とするめいかを焼いて、お神酒とともに来た方に振舞っている。
なんて穏やかな光景なのだろう。
来年もまたここに来よう。
お神酒のお陰で、昼下がりに少々昼寝。

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