ikeda asako

diary

2017年1月17日(火)

丁酉

[diary]

あっという間に新しい年になりました。

前回のブログ、久々に書いたにも関わらずドリアンネタで、自分でもいやになります…

 

書初めは顔真卿、作品初めは漢詩を隷書で、初篆刻は「佗」の字でした。

お店のほうは引き続き忙しく、ケーキの製造に追われる毎日。一体何があったんだろう…と不思議だったのですが、わかりました。韓国は空前の「抹茶」ブームで、どうやら雨乃日珈琲店の看板メニューの一つである抹茶ケーキを目当てにお客さんが増えているも模様…ありがたいことです。

 

ケーキ製造と並行して、地味に作品制作をしておりますが、3月に京都で個展をします。

ああ、緊張…

またこちらでお知らせいたします。

 

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2016年12月21日(水)

ドリアンについて

[diary]

二年前、シンガポールにいる友達に会いに行った際、彼女に勧められて初めて食べたドリアン。その時はさほど感動はなかったものの、日本のテレビで「臭い果物」とだけイメージを植え付けられてしまっていたためか、なんだ普通に美味しい果物なんだなという印象。そして今年の5月に訪れたバンコクで再びドリアンを食べた時に、その美味しさにノックアウト。とても好きな味だと確信した。

 

韓国に帰って東南アジア系の方々が多く暮らすエリアでドリアンを探すも状態が悪そうだったり、百貨店で売られているものは高額だったりと、なかなか買うまでには至らず。

 

Yahooで「ドリアン」と検索すると、なんと故郷の近江町市場の青果店が丁寧にドリアンの説明ページを設けていらっしゃたので、帰国した際に訪ねてみるも、扱っておらず…。パフェでも有名なフルーツのむ〇はたさんに聞いてみるも、「ドリアン?ないですね。」とのお答え…。

 

食べたい気持ちは募るばかり。

そんな時、私が住む弘大(ホンデ)の一駅隣の合井(ハプチョン)に「ムサンキング」というドリアン専門のカフェがあるという情報が耳に入った。ムサンキングとは最も美味しいと言われている「猫山王」というドリアンの種類。(しばらく「ムサキング」と間違えて言ってた私)名前が名前だけに期待が高まる!興奮気味に早速向かった。

 

店の扉を開けると、久しぶりのあの匂い。あー、これです、これです。

手始めに、ドリアンシェイク、ドリアンミルクレープ、ドリアンなんとか(画像手前、まるっとした黄色の物体)を頼んでみた。

 

 

が、残念。あの素晴らしい味からはかけ離れたものだった。予想はついていたけれども…。

他にメニューは、ドリアンティラミス、ドリアンロールケーキ、ドリアンレモンゼリー(全く想像できない)、ドリアンショートケーキなどなど。

 

お店側もドリアンだけで勝負は難しいとお考えなのか、半分は一般的なカフェメニューだったけど、ドリアンが苦手な方があの匂いの中でコーヒータイムとはちょっと考えにくい。

 

そんなこんなで、今日は久しぶりに雨乃日の定休日をちゃんとした休日に充てた。筆も持っていない。

ここ最近の韓国は抹茶ブームで、店の抹茶ガトーショコラが飛ぶように出る。ありがたいけれど製造が追いつかない日も度々で、肩がパンパンに腫れてしまい、韓医院の鍼灸師さんに治療をしてもらった。

「運動もしないとだめですね。アラームを30分毎にかけて、この運動をしてください。」と方法を伝授されるも、30分毎は厳しい…。すでに10時間もし忘れている。

 

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2016年8月17日(水)

書皿

[diary]

 

一時帰国時中に岩﨑晴彦氏の工房に通い、お皿作り。岩崎氏との合作は、2010年の二人展以来で、その時は岩﨑氏がろくろを挽いたお皿に私が文字を書き入れるという作業でしたが、今回は氏が「ろくろもお願いします。」とのことで、なぜか生地から制作することに…。えー、とか言いながらも、久しぶりの機会に気分が上がりました。学生時代を陶芸にささげていた私は、記憶を辿りながら粘土と戯れること数日、数十枚の作品が出来上がりました。釘彫りに釉薬、素焼きに破水材で文字を書き鉄釉掛け、鉄釉で書、などなど。自分用の水滴も作りたかったけれど、ここまでで随分時間がかかったので次の帰国時に。。

 

たくさん出来た書皿は、金沢市東山の茶房一笑で9月から始まる岩﨑氏の個展会場でご覧いただけます。私も楽しみ。

 

岩﨑晴彦うつわ展
9/2〜29
10:00〜18:00
月曜定休
書皿 池多亜沙子氏 協力
お点前セット 岡本恭子氏 協力
茶房一笑
金沢市東山
tel 076ー251ー0108

 

 

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2016年8月15日(月)

8月15日

[diary]

 

ガタガタガタ…

ブログの滞りぶりに、我ながら震えてしまいました… 

前回は「あけましておめでとうございます。」って書いてありますね… ブルブル…

 

画像は甲骨文字篆刻。仲夏なので、5月に彫ったものです。

ソウルの漢南洞(ハンナムドン)にある中国茶専門店「山水和」から包装紙用としてご依頼をいただいたもの。画像の白文(凹)のの他に朱文(凸)も彫りましたが、そちらは小篆体で制作。

 

 

ブログはご無沙汰ですが、、生きています!

ありがたいことに書もお店も忙しいのですが、この4月、ついに二人共の身体が言うことをきかなくなり、危険を感じ、雨乃日珈琲店は毎週火曜日の定休日+第1・3水曜日も休むことにしました。主に制作と休息に集中、家事もちょっと手を抜きます。

 

いつ頃からか、ソウルのあちらこちらに出向いたり、写真を撮ったりすることが減ったのですが、それは今いる場所が「特別な場所」から「いつもの場所」に変わったからなんだろうけど、土地に馴染んだ嬉しさに加え、やっとはじまりの地点に立ったのかなと心新たにしたり。これからですね。

 

思い立ってブログを書いた今日は8月15日。日本では終戦記念日とされ、韓国では日本の植民地から解放された独立を祝う日。

悲しみのない世界、平和を祈ります。

 

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2016年1月3日(日)

丙申正月

[diary]

あけましておめでとうございます。
書初めは行書で「無事」にしました。臨書初めは年末の続きで王鐸。
柔軟な連綿が鍛えられますように。
1月1日発売の韓国版BIG ISSUEに、4ページにわたって雨乃日珈琲店をご紹介いただきました。加えて、私たちそれぞれの活動のことも少し書いてくださいました。
 
表紙はなんと、ローマ法王。去年ご来韓し、ローマ法王フィーバーが韓国中で巻き起こったのは記憶に新しいところ。
 

存在感があります。
 

 
目次のページでローマ法王と並んでいるのが個人的にはツボ。新年早々、法王にお尻を向けてますが大丈夫でしょうか。(ソファに座っているおじ様ではなくその隣がS​氏)
 
今年もよろしくお願いします。
 

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