ikeda asako

diary

2017年5月18日(木)

イラン⑤

diary

  

 ソウルの江南地区に「テヘラン路」というストリートがあるけれど、テヘランにも「ソウルストリート」が存在する。Wikipediaによれば、1970年代、テヘラン市長がソウルを訪問した際、友好の印とするためソウルとテヘランの地名を冠した通りを1つずつ作ることになった。とのころ。これは見に行かねばと(完全にS氏の趣味)タクシーでソウルストリートを通ってみたところ、これといって特徴のない、ただの長い長い道だった。

折り返したところで渋滞にはまり、途中でタクシーを降りることに。

 

 

陸橋から渋滞と、次に向かう「ミ―ラードタワー」望む。韓国でタワー本を出版しているS氏。もちろんこちらも彼の趣味です。

 

テヘランのシンボルでもあるこのタワーは世界で6番目の高さとのこと。内部には飲食店などのショップも沢山あり、ショッピングセンターっぽい部分も。

 

タワーの説明を聞いてからじゃないと展望室には上がれない仕組みだけど、何を言ってるのかわからないので聞いてるフリを。

 

 

こちらがその展望室からの眺め。少し霞んでいるけど、美しい山並みと整った街。飛行機の中から見た、あのどこまでも続くようなベージュ色の乾燥地帯に、この大都市が形成されたんだよね…と、しばし立ち尽くす。

 

 

タワーを後に、旧アメリカ大使館へ。

 

 

 

 

 

その後は旧アメリカ大使館から徒歩約10分、テヘランアーティストフォーラムへ。

展示や映画の上映、デザインショップや本屋等、イランの新しい文化触れることができるスポット。

本屋の店員さんがとても親切で、好きなジャンルを伝えるとその中からおすすめの本を紹介してくれた。なんとイランには古くから書道芸術が存在している。いわゆるペルシアンカリグラフィーで、関連本を資料として数冊、そして友だちのお土産用に、イランの映画監督であり写真家でもある、アッバス・キアロスタミ氏の写真集も購入。

 

 

 

 

 

 

 

 

アーティストフォーラム近くの「ラタ・カフェ」。壁には世界の文人の写真。ここのカフェラテがとっても美味しかった。当たり前だけど、イランにはスタバやコーヒービーンのようなアメリカ資本のコーヒーチェーン店が存在しない。昔ながらのチャイハーネや、こういったカフェがちょこちょこと点在している。

 

カフェを出てホテルに戻る途中、偶然にも骨董通りを発見!なんだ、ホテルの近くだったのね。

 

 

 

この日の夜の便でソウルに戻るため、ホテル前からタクシーに乗ってエマーム・ホメイニー国際空港へ。途中、運転手さんが大音量でコーランを流し始めた。夕刻過ぎのお祈りの時間と重なったようだ。スピードを上げて走るタクシーとコーラン、二つが重なった音と振動がずっと身体に残っている。

 

 

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