ikeda asako

diary

2014年1月12日(日)

甲午

diary


 
ソウルに拠点を移してから、二度目の冬。
毎日氷点下でも、空気の乾燥が激しくても、昨年経験したことで身体が強くなったのか、
それなりに過ごせています。
大晦日は雨乃日珈琲店が定休日だったため、大掃除や、ささやかですがお正月の準備に時間を使うことができました。

母は季節の室礼がとても上手で、この時期の実家を思い出しながら、南天や松を入口に飾ったり、ありものの小物でそれっぽい雰囲気を作って遊びました。母には全然かなわないわ~と思いながら楽しく作業。今年の実家はどんなだったかな。
2日に書初め。
今年は「守拙」。
うまく立ち回ろうとせず、素朴や拙さはそのままで不器用な自分に集中。そうありたいと願いを込めて書きました。
昨年の後半はあまり臨書ができなかったので、挽回の意味も込めて、2日の書初めから毎日古典を書き進めています。とても心地よく、久々に憑依系の臨書ができています。憑依って表現が気持悪いですけどね…。どんどこと臨書を進めながら、合間にちょこちょこと制作をするのが理想と思っていて、臨書が出来ればできるほど、手応えのある作品が生まれるので、この手はやはり止めてはならぬ、のです。
 
 お餅びよーん。
2日のお昼の食卓。一日目の御節を載せないところが、出来に自信がない表れです…
ところで、この季節日本の食卓に欠かせない柚子ですが、韓国ではなかなか手に入りにくい食材のひとつです。
韓国のお土産といえば柚子茶が有名ですが、お茶以外にあまり使うことがないのだそう。一時、道端の野菜売りのおばあちゃんから購入することができたのだけど、氷点下の日々が続くとおばあちゃんもさすがに出店されず。近くの市場、スーパー、百貨店にもなく諦めていた時、花を買いに出かけた南大門市場の隅っこの青果店で発見!!感動で、柚子を掴む手がスローモーションになったようでした。シャッと取りましたが。
元旦、椅子に上ってバランスを崩し、コントのように転倒したことで気合が入りました。待ち構えている初体験に向けて体調管理に気を付けたいと思います。
家族、友人、皆さまにとって福多き一年でありますように。
 

コメント

  1. 後藤宇企子 | 2014/01/14(火) 22:02:47

    守拙
    いいですね
    とととところで初体験って
    あれですか??
    おめでたですか??

  2. 東京人 | 2014/01/15(水) 22:24:01

    二度目のソウルのお正月の様子、ありがとうございました。
    春が待ち遠しいですね・・・。

  3. asako | 2014/01/17(金) 04:28:21

    うきちゃん
    意味深なはつ発言になってしまいましたね…特に意味はなく、予定している展示だったりイベントだったり、異国で日々経験する新しいことだったり、それらを全て含めて初体験と書いたまでです。ははは~
     
    東京人さん
    春もよいのですが、冬の北陸生まれの私は、今の季節が案外心地よかったりします。故郷の雪景色が恋しいです~

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