ikeda asako

diary

2011年10月19日(水)

徐三庚模刻

diary

    3cm×3cm
書における臨書のように、篆刻にも模刻があります。先人の遺した高度な技法を学ぶための大事な学びです。精密に物を見ることができるようになるのと、鑑賞眼が向上します。(するようです。)
印面に文字を書き入れる布字(ふじ)という工程には特にじっくりと時間をかけ、彫る際も細かい欠けも原印に忠実に表現します。
徐三庚(1826~1890)刻「柚中有東海」の模刻です。クセの強い作品ですが、余白の使い方が絶妙で大変勉強になりました。
昨日親知らずを抜きました。上下二本を抜く予定でしたが一本に1時間30分もかかり、かなり体力を奪われたのと、17時の診察終了時間も越えていたためもう一本は改めてということに。予想以上に根深かったようで、先生二人がかりで激しく顔を押さえられながら何度も何度も引っ張られ、そのうち意識が朦朧としてきたのだけど、なぜか脳内では幼い頃に読んだ「おおきなかぶ」がフラッシュバック…動物が助けに来てくれないかな… 
どうにかこうにか抜いていただいたのですが、身体はフラフラ。
今日明日が腫れのピークと言われた通り、頬っぺがかなりぼっちゃりとしてきました。やはり女子なので、こんなんじゃ外に出られない!と何度も鏡の前を行ったり来たり。しかしこのぼっちゃり具合、ツンツンと指で触るとなかなかかわいい(頬っぺが)。 激しく押さえられた逆側の頬っぺも少々腫れ気味ゆえ、茄子のような、または少年アシベのような輪郭になっています。 

コメント

  1. kupukupu | 2011/10/22(土) 22:31:30

    素晴らしい作品ですね!!
    本当に尊敬します。
    そして親知らず・・・大変でしたね。
    もう大丈夫ですか?
    お大事にしてくださいね。

  2. asako | 2011/10/22(土) 22:46:27

    kupukupuさん
    ありがとうございます。もともとある作品をみて、全く同じように刻しております。非常に勉強になります。親知らず、抜いてから5日も経つのに痛み止めがきれると夜中でも目が覚めてしまいます。いつまで続くのかな… もう一本抜かなきゃいけないかと思うとゾッとします… 

  3. 東京人 | 2011/10/23(日) 23:58:54

    いかにも痛そ~う。もう一本、まだ半分ですね。がんばってください。
    この模刻も、クセが強いかどうかはわかりませんが、流麗というかバランスの良さを感じます。
    ところで、誘われるように初めて書道博物館に行きました。
    門外漢の私ですが、呉昌碩作品、あなたの書く緊張感、緊迫感がわかるような・・。

  4. asako | 2011/10/24(月) 23:30:47

    東京人さん
    もう一本、がんばります。
    呉昌碩展に行かれたのですね。金沢に戻り呉昌碩の臨書をひたすらしておりますが、やはり難しくやり甲斐があります。現在、国立博物館に展示中の般若心経です。

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